二部練習が続いています。
何処か真新しい感覚。
自身の仕事の兼ね合いもあり、ここのところ、夫と念入りにタイムスケジュールを確認し合っていました。
「昨年もこんな感じだっけ?」と尋ねると「ああそうか。そういえばこの時期は寮から練習場に通っていたからね」と。
思い起こせば、昨シーズンのチーム始動時、夫は寮に入っており、私はまだ京都にいました。福岡での始動を経験していなかったのです。
夫から送られてくる写メールが、海、海、海で、まるで夢を見ているような、不思議な錯覚に陥ったことを覚えています。
2017年1月13日の私はというと、同じマンションのお母さん方が、送別会を兼ねた飲み会を開いてくださり、マンションの大部屋を貸し切ってどんちゃん騒ぎ。皆さん変わらずお元気だと嬉しいです。
夫の職業柄、未来の確証がない世界に生きて来ました。
明日、現役生活が終わるかもしれない、明日はやって来ないかもしれないと常に思いながら、今日という日に悔いを残さぬよう、必死に寄り添ってきた18年です。
移籍に伴い全国各地を転々。
いつの時も別れは突然やってきました。
切なさや寂しさが募った頃に、また新たな出逢いがやってきて。
私たちはこうやってずっと、人生を巡っていきます。
当たり前にあったものが過去になり、思い出も、今この瞬間も、より一層大切なものとなって、全てが笑顔に変わっていきました。
未来が不確かなこの環境こそが、一瞬を、一期一会を大切にしたいと思うようになったきっかけです。
どの土地も、どんな日々も、良いも悪いもあらゆる出来事が、過ぎ行けば、何もかも愛おしく感じます。
生きている、ただそれだけで、奇跡を感じ、感謝の気持ちに溢れる日々です。