もともとはアロマテラピーやハーブの抗酸化作用、心理的作用への期待、マッサージ技術のために学んだ解剖学や植物化学成分。
今になり別の形で生き始めています。
それは食事。何故なら、食べ物にも植物化学成分が含まれ、また「香り」があるからです。
ミョウガ、レモン、ほうじ茶、大葉など、身近な食べ物や飲み物の香りを覗き見ると、アロマテラピーで学習したαピネン、リモネン、ピラジンなど化学成分に同様のものが幾つもあることに気がつきました。当然ながら嗅覚の脳へのルートや作用も同じ。
様々な角度から学んできたことが、現在の食を大きく支えてくれています。
単一方向でなく、多方向からの視点が増えていくと、それぞれの学問の重なり合った主張やエビデンスに自然と焦点が合うようになってきます。そこから更に、伸び代の大きなものを自らで選択する習慣が身についてくるため、自分にとっての大切なものが身体に残りやすくなります。
分岐は増えるけれど、時を経るごとに思考は柔軟に。脳内が整理され、洗練されていくので、生き方はシンプルになりました。
また、夫へのケアに生かせるポジティブな要素を格段に増やすことにも繋がりました。
これまで独立した形状と思っていたはずのものでも、振り返ると、実は一本の線に繋がっていることが往々にしてあり、何事も意味のないことはないと確信する今日この頃です。