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山瀬理恵子のアス飯® 日記

京都新聞HPアス飯 本日新作配信開始!

2015/11/10 00:00

本日から、先日紙面掲載になったアスリート鍋!の動画が公開になっています!


アスリート鍋!

http://cookpad.com/diary/2729072


栄養価抜群の豆乳ですが、苦手な方が多いのをよく耳にします。しかし、調理に使うとバリエーション豊かに、寧ろ料理を美味しくしてくれる最高の食材だと私は思います。


夫は豆乳そのままだといまだに苦手ですが、このように料理に使うととても美味しそうに食べてくれるのです。


クックパッドさんでも、豆乳レシピをいくつか出していますので、是非作ってみていただけると嬉しいです。後ほどご紹介します!( ´ ▽ ` )ノ


今回、調理時間を短縮させる為に、じゃがいもは小さめのあられ切りに。アサリや豚肉、キムチも同時にイン。それらから出汁が出ますので、豆乳にプラスするのは水でOK!あっという間に出来ます!


試作は3回。いずれもじゃがいもの食感を残るくらいにして仕上げたのが夫は特に美味しかったそう。


じゃがいもは立派なエネルギー源となりますし、北海道では石狩鍋にじゃがいもを入れたりするので、純粋に鍋にじゃがいもがとても美味しいのです。そこからアイディアを得てみました!豆乳、白味噌、キムチ、アサリ、じゃがいも、チーズの相性が抜群。


今回、栄養価も抜群の青梗菜を野菜の代表として入れましたが、こちらも相性◎!寒くなるこの時期、栄養価抜群のさくっと鍋レシピを是非お試しください!


アス飯特設サイト

http://www.kyoto-np.co.jp/info/sports/athmeshi/


京都新聞 動画ライブラリ(バックナンバー)

http://www.kyoto-np.co.jp/kp/movie/?r=athmeshi


そして、たまたま収録時、実家から収穫されたじゃがいもが送られてきたタイミングだったので、それを使って調理しました。京都新聞メディアさんからお父さんの顔写真使っていい?とわざわざご連絡をいただきました。クックパッドさんでも何度か登場していますし、是非!喜びます!と伝えました。


それから暫く感慨に浸り。


実は、私の父は「地震、雷、火事、父の名」と周囲から囁かれるほど、今時珍しい、昔ながらの厳格な人でした。20歳になるまで怖過ぎて、父とまともに会話した記憶がありません。


食べ物は自宅で育てている野菜を食す生活で、父はトマトやキュウリ、キャベツを好んでよく食べていました。北海道を代表する魚、ホッケは、一家の大黒柱である父が中骨のあるジューシーな方をまず食べる。それ以外の家族は、父の食べ終わった後の残りや、冷めて干せてしまった半身を6人で分けて食べていました。(7人家族でした)


食べ物に執着を抱いたのはきっとこれが最初。大人になったら、絶対にあの、父がぺりぺりと骨をはがして食べる美味しそうな方を食べるのだと。


箸の使い方が悪い、食べ方や食事マナー、挨拶ができないとバチーン!と当たり前のように平手打ちが飛んで来ます。


ある時、祖母と母が、肉の嫌いな父が出かけるからと、私のために、茶の間に新聞紙を広げ、ジンギスカンを用意してくれたことがありました。女3人だけで、ワイワイ楽しもうとしていたところ、急に予定変更になった父が車で帰宅。あの時の母と祖母の動揺と慌てっぷりを未だに忘れることが出来ません。


引き返してきた外のエンジン音に、はちゃめちゃになりながら片付けしたものの、間に合わず


「何してるんだ!!!」


と、大激怒されたことも。


子供ながらに母や祖母、自分への横柄な態度に理不尽さを感じ、父が大嫌いな時期もありました!(笑)


それがよく分かる日記はこちら。笑

http://cookpad.com/diary/2499843


叱られた時、私が不貞腐れると、何故父が怒ったのかをフォローし、諭してくれたのが母でした。例え母にフォローして貰えなくても、兄や姉もいましたし、祖母や祖父はいつも私の味方をしてくれたので、そこで苛立ちや戸惑いは開放。思う存分甘えられるところがあり、守られているという絶対的な安心感もありました。


今考えると、かなり厳しかったですが、それと同じくらい愛情いっぱいの絶妙なバランスで子育てして貰えていたなと家族全員に本当に感謝しています。


父は正義感と責任感のかたまりのような人で、自分の子供のみならず、電車にのっている見知らぬ中高生にいきなり駆け寄って指導したりする人でした。田舎だからか、私自身も近所のおじさんに怒られることは普通のことでもありました。


20歳を迎えたばかりの時、突然飲み屋に連れ出され、そこで父に言われた台詞があります。


「ここまで責任を持ち、厳しく育てて来たけれど、20歳を過ぎたら全てあなたの責任です。あとは自分で考えて、正しいと思った道に進みなさい」と。


思い起こしてみると、農業だけでなく役員なども引き受け多忙な父でしたが、農作業に手を抜いた姿を、これまで1日たりとも見たことがありません。


お付き合いでどんなに遅く帰ってこようが、朝の3時からトラクターの音がして畑を耕し、暗くなるまで農作業しながら役員もしっかり任務を果たす。


バイタリティ、忍耐力、諦めない力、継続力。凄過ぎるなと。


真っ直ぐ過ぎるが故に、人生にぶつかったり、転んだり。けれど、いつも全身全霊、全力疾走。そんな背中をずっと見てきました。


勿論人間ですから、良い面、悪い面があると思います。しかし、もう尊敬しかないというか、父の子で良かったと、厳しく育ててくれて本当にありがとうと心から思います。


現在は、とても優しいおじいちゃんになりました。


家族の作った野菜をご縁あって様々な方にお裾分けし、美味しいと言って貰える環境にも感謝。


両親にはたくさんのことを与えていただいたので、北海道と遠く離れていますが、今はただ、生きていてくれさえすれば良いです。


生命の根源であり、1番の支え。


そして今度は、微々たるものかもしれませんが、私が両親に与えていく番だと思います。


まさか、食に関する仕事に就くとは夢にも思っていなかったですし、インターネット環境すら整っていない山の中にいる両親は、私が何をしているのか、いまだによく分かっていないと思います。


知って貰わずとも、自身の心持ちの中で、両親が何十年と培った農業の凄みや、野菜の有り難み、農作物にかける無性の愛を、こうして皆さんに伝えられる日々が嬉しいです。


食べ物にはどれだけの手間がかかり、どれだけの気持ちがこもっているかを、いつの日か、ふとこの日記のことを思い出していただけたら幸せです。

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